大宮荘

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 大宮荘〔おおみやのしょう〕は、『新編武蔵風土記稿』で確認される地名。

解説

 近世に編さんされた『新編武蔵風土記稿』によると、西袋村蓮花寺〔れんげじ〕の境内にあった諏訪八幡合社〔すわはちまんごうしゃ〕の延宝年間(1673~1681年)棟札に、「武蔵国埼玉郡大宮荘八條領西袋村」と記されているという。しかし、中世の史料では、大宮荘を確認することができない。典拠が近世の地誌によるため、大宮荘は、中世の荘園そのものを指さず、中世末期頃から用いられた地名と考えられる。また、大宮荘に属したのは、西袋村のみと考えられる。

参考文献・ホームページ

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』(角川書店、1980年)187ページ

(功刀俊宏)

関連項目

 ☆このページの平成24年(2012年)8月10日版(初版)はこちら

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