『れきナビ―やしお歴史事典』:旧版:八潮市(20201012版)
提供:『れきナビ―やしお歴史事典』
八潮市〔やしおし〕は、埼玉県の東南端に位置する工業・住宅都市。三村合併により誕生した「八潮村〔むら〕」が、町制施行により「八潮町〔まち〕」となり、さらには市制施行により「八潮市」となった。
八潮村の成立と境界変更(八潮市域確定)の図
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目次 |
概要
- 市名「八潮」の由来 八條・潮止・八幡三村の頭文字
- 人口 9万2,473人 4万4,183世帯(令和2年〈2020年〉9月1日現在) ※最新の人口は八潮市ホームページ参照
- 面積 総面積:18.02平方キロメートル(東西5.23キロメートル・南北7.45キロメートル) 地目別面積内訳(平成31年〈2019年〉1月1日現在):宅地約8.16平方キロメートル(約45パーセント)など
- 位置 東経139度50分32秒 北緯35度49分11秒 都心から北東15キロメートル(位置図はこちら)
- 隣接自治体 草加市 三郷市 葛飾区 足立区
- 大字・町名 大字21(近世村由来の20大字および新町) 町名24(中央一~四丁目・八潮一~八丁目・緑町一~五丁目・大瀬一~六丁目・茜町一丁目)
- 町会・自治会 全44(各町会・自治会の紹介へリンクする地図はこちら〈八潮市ホームページへリンク〉)
- 地形 中川低地上に位置する海抜2.3メートル以下の平たんな地形
- 河川・用水 中川 綾瀬川 垳川 大場川 伝右川 八條用水 葛西用水(河川マップ〈現在〉はこちら)
- 水道 水道水の大半は、江戸川から取水する埼玉県新三郷浄水場から賄っている。
- 気温 平均16.2度 最高37.1度 最低-1.5度(令和元年〈2019年〉)
- 市役所所在地 〒340-8588 中央一丁目2番地1
- 神社 21社
- 寺院 26か寺
- 学校 小学校10校 中学校5校 高等学校2校
- 警察 草加警察署八潮中央交番 八潮北交番 八潮駅前交番 大曽根交番
- 消防 草加八潮消防局(草加八潮消防組合)八潮消防署(大字鶴ケ曽根)
- 郵便局 八潮八條郵便局 八潮中馬場郵便局 八潮木曽根郵便局 八潮古新田郵便局 八潮柳之宮郵便局 八潮中央二郵便局
- 公共施設 八潮市立資料館 やしお生涯楽習館 文化スポーツセンター ほか
- 産業 特産品:藍染め・小松菜・白玉粉 産業別就業者数:こちら 商工業:こちら 農作物:こちら ※八潮市商工会ホームページはこちら
- 鉄道 つくばエクスプレス八潮駅(平成17年〈2005年〉開業)
- 道路 首都高速6号三郷線 東京外環自動車道 ほか(道路マップ〈現在〉はこちら)
- 都市宣言 生涯学習都市宣言 健康・スポーツ都市宣言 平和都市宣言
- 憲章 市民憲章 子ども憲章
- 自治基本条例 平成23年(2011年)7月1日施行
- 観光スポット 中川やしおフラワーパーク 大場川マリーナ ほか ※『八潮市観光ガイド いきいき やしお web版』はこちら
- 祭り やしお市民まつり 花桃まつり ほか
- 指定等文化財 国指定重要文化財1件 国選定保存技術1件 県指定文化財4件 県選択無形民俗文化財1件 市指定文化財28件 市登録文化財4件
歴史
水と生活
市域は河川に囲まれており、古くから河川の恵みと災い(水害)を受けてきた。かつての八潮は農村であり、農業のほかに染色業・舟運業・漁業なども営まれてきた。昭和30年代(1955年~1964年)の後半から急激に都市化が進行し、工業・住宅都市へと変貌し、かつての生業・生活・自然景観などが大きく変化した。
文政12年(1829年)~ 人口の推移
遺跡
八條遺跡(古墳時代~戦国時代) 氷川神社遺跡(古墳時代) ほか(詳細はこちら)
八條遺跡出土品
※市指定文化財(一部除く)、資料館常設展示
中世の荘郷以降八潮市の成立までの沿革
- 建暦3年(建保元年、1213年)、和田合戦後、鎌倉幕府御家人の渋江光衡(八條五郎光平)が、武蔵国〔むさしのくに〕大河戸御厨(伊勢神宮領の荘園)内八條郷の地頭職〔しき〕を安堵〔あんど〕される。→『吾妻鏡』の記事はこちら(PDF)
- 至徳4年(嘉慶元年、1387年)、香取神宮の大中臣長房が子息に与えた財産目録に、河関の鶴ケ曽根関と大堺関(「大堺」=大瀬とされる)が記載される。
- 近世、市域は20の村に分かれており、武蔵国〔むさしのくに〕埼玉郡(初期は騎西郡〔きさいぐん〕)八條領(下郷22か村)に属した(詳細はこちら)。
- 明治22年(1889年)4月1日、市制・町村制施行(明治の大合併)により、市域に埼玉県南埼玉郡八條村・潮止村・八幡村の三村が成立。
- 昭和31年(1956年)9月28日、三村合併(八條村のうち大字立野堀は、埼玉県北足立郡草加町に編入)により南埼玉郡「八潮村」成立。
- 昭和39年(1964年)10月1日、町制を施行して南埼玉郡「八潮町」となる。
- 昭和47年(1972年)1月15日、市制を施行して「八潮市」となる。
- ※近世以降については、「八潮市沿革図(近世以降)」(PDF)参照
古文書
慶長8年(1603年) 中馬場村年貢割付状
※資料館常設展示歴史公文書
昭和31年(1956年)9月 八潮村設置申請書
地図・絵図・航空写真にみる八潮周辺の変遷
原始から現在に至るまでの八潮周辺の変遷を示す地図・絵図・航空写真はこちら
時代別概説と年表
歴代八潮市長(町長・村長)
- ※詳細はこちら
参考文献・ホームページ
八潮市立資料館刊行物
- 展示パンフレットなど
- 『八潮市立資料館―展示案内―』(八潮市立資料館)
- その他の資料館刊行物
- 教育総務部文化財保護課企画・編集『八潮市の文化財ガイド』(八潮市教育委員会、2009年)
その他
- 企画財政部企画経営課編『令和元年版 統計やしお』(八潮市役所、2020年)2~4ページ、138ページ
- 『埼玉県市町村誌 第17巻』(埼玉県教育委員会、1979年)261ページ
- 『埼玉年鑑 2008年版〈通巻58号〉 記録編』(埼玉新聞社、2007年)197~198ページ
- 埼玉県ホームページ
- 埼玉県警察ホームページ
- 埼玉県東南部都市連絡調整会議ホームページ
- 草加八潮消防組合ホームページ
- 八潮市ホームページ
- 八潮市観光ガイド いきいき やしお web版(八潮市観光協会)
- 八潮市商工会ホームページ
- ※『れきナビ』(本サイト)中の各項目も参考にした。
- ☆このページの令和2年(2020年)1月23日版はこちら
- ↑ 鈴木泰治の「泰」は、正しくは異体字の「」(Unicode:U+23CFE)です。この字は、オペレーションシステムなどの環境により正しく表示されない可能性があるため、本文では常用漢字で表記しています。