『れきナビ―やしお歴史事典』:旧版:八潮誕生後の歩み―農村から工業・住宅都市へ―(20200123版)
提供:『れきナビ―やしお歴史事典』
- ※八潮市の概要はこちら
昭和31年(1956年)9月28日、八條村・潮止村・八幡村の3か村が合併して埼玉県南埼玉郡八潮村〔むら〕が成立した(八條村のうち大字立野堀は草加町に編入)。
- ※八潮村の成立(三村合併)についての詳細はこちら
目次 |
概説
- ※「近代・現代#八潮の近代・現代史概説―『八潮市の文化財ガイド』より―」―「「八潮」の成立<昭和・平成>」より抜粋
誕生までにさまざまな経験をした「八潮」であったが、都心から20キロメートル圏内という地の利もあり、その後の高度経済成長による工場の進出や急激な人口増加により発展を続け、昭和39年(1964年)に町制施行、昭和47年(1972年)には市制を施行した。
その後、首都高速道路の開通や、区画整理事業による都市基盤の整備、平成17年(2005年)のつくばエクスプレスの開業などがあり、まちの様相は大きく変化してきている。
- ※煉瓦〔れんが〕工場:「市域にあった煉瓦工場は1970年代に入ると閉鎖を余儀なくされた」(同上―「近代産業の振興<大正・昭和>」)。
歴代市長(町長・村長)
- ※画像を拡大表示したい場合や出典を確認したい場合は、画像をクリックしてください。
- ※詳細はこちら
写真
- ※『川に抱かれて―八潮の歴史アルバム―』『まちの履歴書―資料と写真でつづる八潮のあゆみ―』『"八潮のまちなみ写真展"記録紙』『写真アルバム 草加・八潮・三郷の昭和』には、八潮誕生後の歩みを示す写真が多数掲載されている。
- ※「彩の国デジタルアーカイブ」に掲載されている関連写真もある
地図
大字・町名マップ(平成27年1月31日町名変更後) ※注意(脚注参照)[3]
- ※「八潮市ガイドマップ」(平成23年〈2011年〉11月1日現在)はこちら(八潮市ホームページにアップされているPDFへリンク)
- ※その他の地図については、「地図・絵図・航空写真にみる八潮周辺の変遷」または「村・町・市各時代の歩み」の各項目参照
公文書(行政文書)・広報紙・新聞・記念誌
公文書(行政文書)の例
八潮村工場誘致条例(昭和34年〈1959年〉12月)
- ※広報紙記事PDFへのリンクがある年表はこちら
略年表
- ※「八潮市略年表」より抜粋
和暦 | 西暦 | 記事 | 備考 |
---|---|---|---|
昭和39年 | 1964年 | 10月1日、町制を施行して「八潮町」となる | |
昭和42年 | 1967年 | 6月1日、草加市との境界変更。稲荷町・青柳町・柿木町の各一部を編入。大字八條・小作田・松之木・伊草の各一部を分離 | |
昭和43年 | 1968年 | 9月1日、八潮町大字稲荷町・青柳町・柿木町の各全部(「稲荷前」参照)および大字八條・小作田・松之木・伊草の各一部、大字「新町」となる | |
昭和44年 | 1969年 | 2月16日、八潮第一土地改良区事施行区域(葛西用水より南西)における大字の境界変更と小字の廃止 | 潮止・八幡両地区の境界も変更 |
昭和47年 | 1972年 | 1月15日、市制を施行して「八潮市」となる | 南埼玉郡から離脱 |
昭和54年 | 1979年 | 4月1日、草加市との境界変更。稲荷町の一部を編入。小作田・松之木・伊草・柳之宮の各一部を分離 | |
昭和57年 | 1982年 | 10月2日、大字鶴ケ曽根・小作田・二丁目・上馬場・中馬場・西袋の各一部、町名「中央」一~四丁目となる | |
昭和60年 | 1985年 | 1月24日、首都高速6号三郷線開通 | 『広報やしお』第236号の記事はこちら(PDF) |
昭和61年 | 1986年 | 10月4日、大字二丁目・木曽根・中馬場・大原・大曽根・西袋の各一部、町名「八潮」一~八丁目となる | |
平成10年 | 1998年 | 11月21日、大字鶴ケ曽根・小作田・松之木・伊草・上馬場・柳之宮・南後谷の各一部、町名「緑町」一~五丁目となる | |
平成17年 | 2005年 | 8月21日、つくばエクスプレス八潮駅開業記念式典(つくばエクスプレス開業は24日) | 『広報やしお』第658号の記事はこちら(PDF) |
平成27年 | 2015年 | 1月31日、大字大瀬・伊勢野・古新田の各一部、町名「大瀬」一~六丁目・「茜町」一丁目となる | 町名変更についてはこちら |
統計(人口・面積・産業等)
- ※最新の人口は八潮市ホームページ参照
人口、総面積、大字・町名(数)、学校(数)の推移表
人口 | 総面積 | 大字・町名 | 学校 | |
---|---|---|---|---|
昭和31年(1956年)9月28日 八潮村成立時 |
12,712人 | 18.31 | 大字20 | 小学校3校 中学校3校 |
昭和39年(1964年)10月1日 町制施行時 |
17,376人 | 18.12 | 大字20 | 小学校3校 中学校1校 |
昭和47年(1972年)1月15日 市制施行時 |
43,194人 (1月1日現在) |
18.12 | 大字21 | 小学校4校 中学校1校 |
平成28年(2016年)10月1日 現在 |
86,880人 | 18.02 | 大字21 町名24 |
小学校10校 中学校5校 高等学校2校 |
注 総面積の単位は平方キロメートル。
- ※昭和31年(1956年)9月「新村建設計画」(『八潮市史 史料編 現代1』史料221)にみる人口・戸数・面積等一覧表(旧三村内訳も記載)はこちら
グラフ
産業中分類別工業事業所(従業者4人以上)数(平成25年〈2013年〉12月31日現在)
※金属製品184(約30パーセント)等。小松菜・枝豆・ネギ作付面積の推移(~平成18年〈2006年〉)
※平成18年(2006年)は小松菜・枝豆・ネギの順。
村・町・市各時代の歩み
次の各項目参照
- ※町制施行についてはこちら
- 八潮市の時代の歩み1 昭和―昭和47年(1972年)~昭和63年(1988年)―
- ※市制施行についてはこちら
- 八潮市の時代の歩み2 平成(1) つくばエクスプレス開業前―平成元年(1989年)~平成17年(2005年)7月―
- 八潮市の時代の歩み3 平成(2) つくばエクスプレス開業後―平成17年(2005年)8月~―
参考文献・ホームページ
- いき出版企画・制作・発行、しなのき書房編『写真アルバム 草加・三郷・八潮の昭和』(2016年)
- 企画財政部企画経営課編『平成27年版 統計やしお』(八潮市役所、2016年)
- 教育総務部文化財保護課企画・編集『八潮市の文化財ガイド』(八潮市教育委員会、2009年)4ページ
- 市民企画運営委員会「コムCome」制作『八潮市の住みよいまちづくりを目指して! ―"八潮のまちなみ写真展"記録紙―』(八潮メセナ、2012年)
- 社会科副読本「ふるさと八潮」編集委員会編『ふるさと八潮』(八潮市教育委員会、2011年)147~148ページ
- 八潮市史編さん委員会編『川に抱かれて―八潮の歴史アルバム―』(八潮市立資料館、1994年)
- 八潮市立資料館編集発行『第36回企画展 八潮の歩き方~移りゆく景観、変わりゆく八潮~』(2016年)
- 『開館二〇周年記念企画展 まちの履歴書―資料と写真でつづる八潮のあゆみ―』(八潮市立資料館、2009年)
- 『広報やしお』
- 『八潮市近代史年表』(八潮市役所、1976年)
- 『八潮市史 史料編 現代1』(八潮市役所、1985年)史料221
- 『八潮市史 史料編別巻 潮止月報・八潮だより』(八潮市役所、1979年)
- 『八潮市制施行40周年記念 やしおガイドマップ』(八潮市まちづくり企画部広聴広報課、2012年)
- 「彩の国デジタルアーカイブ」
- ※このページの内容は、『れきナビ』(本サイト)中の各項目に依拠している箇所が多い。
関連項目
- ☆このページの平成28年(2016年)11月8日版はこちら
- ↑ 鈴木泰治の「泰」は、正しくは異体字の「」(Unicode:U+23CFE)です。この字は、オペレーションシステムなどの環境により正しく表示されない可能性があるため、本文では常用漢字で表記しています。
- ↑ 八潮村役場写真の画像について:資料所有者の掲載許可を得たうえで、本サイトに掲載させていただいているものです。使用目的に関わらず、無断で画像のみをプリントアウト・ダウンロード・送信・転載等することはしないでください。その他の利用に関しては、「利用規約」に従ってください。
- ↑ 3.0 3.1 国土地理院の地図を使用している画像について: 「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図および2万5千分の1地形図を複製したものである。(承認番号 平23情複、第664号)。この地図を複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。」または「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものである。(承認番号 平27情複、第101号)(以下同文)」という文言を画像に挿入しています。