河岸
提供:『れきナビ―やしお歴史事典』
八潮市域の河岸〔かし〕(船着場)は、中川(古利根川・大場川)と綾瀬川に存在した。
- ※交通の概要はこちら。渡し場についてはこちら。河関についてはこちら
- ※時代別概説の「中世」「近世」「近代・現代」には、水運(舟運)に関する記載もある。
- ※画像について、拡大表示したい場合や出典を確認したい場合は、画像をクリックしてください。
伝馬船(模型) ※八潮市立資料館常設展示
目次 |
河岸一覧表
凡例 原則として『第7回 東部地区文化財担当者会巡回展 埼玉県東部地区の交通』15ページに記載されている河岸を掲げた。
河川名 | 河岸名 |
---|---|
中川 (古利根川・大場川) |
1:入谷圦〔いりやいり〕・2:八條※・3:幸之宮〔こうのみや〕※・4:中島(コウテン坊)・5:二丁目・6:観音堂・7:花和田・8:川崎東・9:佐藤・10:川崎西・11:伊勢野・12:大瀬・13:垳・14:御抱・15:市兵衛 |
綾瀬川 | 16:八幡神社裏・17:郷〔ごう〕・18:政〔まさ〕・19:浅井・20:一国屋・21:新道〔しんとう〕・22:橋戸〔はしど〕・23:西の家・24:布屋・25:仁右衛門(ニーム)・26:桑袋・27:(大曽根)センドウ・28:平治右衛門(ヘイサン)・29:共同・30:御成〔おなり〕・31:関屋・32:氷川神社裏・33:(浮塚)センドウ・34:忠治〔ちゅうじ〕 |
注
- 2:八條河岸は、八條村のうち上宿・中宿・下宿(新田)の河岸場の総称で、船持ちの屋号によって「海老屋〔えびや〕河岸」「太田屋河岸」などと呼ばれた(『利根川の水運』)。
- 3:幸之宮河岸は、『第7回 東部地区文化財担当者会巡回展 埼玉県東部地区の交通』に記載されていない。
- 『八潮市史 民俗編』や『利根川の水運』によると、上記以外にも河岸場が存在する。
地図
河岸分布図
八潮市域周辺河川変遷図
- ※その他の地図については、「地図・絵図・航空写真にみる八潮周辺の変遷」参照
参考文献・ホームページ
八潮市立資料館刊行物
- 展示図録など
- 『八潮市立資料館―展示案内―』
- 『第9回(生涯学習)企画展 水運とやしお』(1994年)
- 『第13回企画展 近代化と赤煉瓦』(1996年)
- 『第15回(生涯学習)企画展 川が運ぶ文化』(1997年)
- 『文化財報告書1 第17回企画展図録 掲げられた祈り 八潮の絵馬』(1999年)
- 『開館20周年記念企画展 まちの履歴書―資料と写真でつづる八潮のあゆみ―』(2009年)
- 『第31回企画展「八潮のものづくり」」 展示案内パンフレット』(2014年)
- 『第35回企画展 肥やしとトイレ~暮らしを支えたバックグラウンド~』(2016年)
- 『第36回企画展 八潮の歩き方~移りゆく景観、変わりゆく八潮~』(2016年)
- 『第39回企画展 埼玉県東部地区の交通~八潮の交通編~』(2017年)
- 『第7回 東部地区文化財担当者会巡回展 埼玉県東部地区の交通』(東部地区文化財担当者会、2017年) ※PDFはこちら(宮代町ホームページへリンク)
- 『八條遺跡 解説パンフレット 大地に刻まれた足跡~八條遺跡 千年のときをこえて~』(2014年)
- 八潮市史編さん物
- 『八潮市史 通史編1』(1989年)第2編第4章第4節、第4編第3章第3・5節
- 『八潮市史 通史編2』(1989年)第5編第2章第5節・第6編第3章第2節
- 『八潮市史 民俗編』(1985年)第2章第1・2節
- 『川に抱かれて―八潮の歴史アルバム―』(1994年)第1章「川の風景」「川の恵み」
- 『八潮市史調査報告書4 八潮の民俗資料一』(1979年)第2章二1(3)
- 『八潮市史調査報告書5 八潮の民俗資料二』(1982年)第1章一1(3)・二2(3)
- 『八潮市史調査報告書6 八潮の民俗資料三』(1983年)第1章一1(3)・第2章二1(3)
- 遠藤忠「古利根川の中世水路関」(『八潮市史研究』第4号、1982年)
- 猪瀬哲男「川・二つの側面―水害と舟運―」(『八潮市史研究』第9号、1991年)
- 堀充宏「中川流域の下肥運搬船」(『八潮市史研究』第11号、1992年)
- 川名登「水運と八潮」(『八潮市史研究』第17号、1995年)
- ※市史史料編は省略。
- その他の資料館刊行物
- 「歴史の道調査報告(綾瀬川の水運)」(『八潮市の文化財』第5号、1992年)
その他
- 小野文雄監修『日本歴史地名大系 第11巻 埼玉県の地名』(平凡社、1993年)
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』(角川書店、1980年)
- 埼玉県編集発行『中川水系総合調査報告書2 中川水系3 人文』(1993年)第1章第2節6・第2章第6節3・第3章第3節2・第5章第2節1
- 埼玉県教育委員会・埼玉県立さきたま資料館編『歴史の道調査報告書 第10集 利根川の水運』(埼玉県県政情報資料室、1989年)33~34、36~37、87、96~97ページ
- 埼玉県立博物館編『歴史の道調査報告書 第14集 綾瀬川の水運』(埼玉県教育委員会、1991年)27~31、61~62、66ページ
- 高橋操[1]「綾瀬川の舟運」(『八潮市郷土研究会紀要 跡標』16輯、2010年)
- 『広報やしお』連載「郷土の歴史」
- 『東部地区文化財担当者会報告書第8集 埼玉県東部地区の交通』(東部地区文化財担当者会、2015年)30~31、34~38ページ
- 八潮市ホームページ
関連項目
- ☆このページの令和元年(2019年)9月10日版はこちら
- ↑ 高橋操の「高」は、正しくは異体字の「」(はしごだか。Unicode:U+9AD9)です。この字は、オペレーションシステムなどの環境により正しく表示されない可能性があるため、本文では常用漢字で表記しています。